【No22】ジュウ・ドゥ・ポゥム ウェブサイト
http://www.paumes.com/index.html
昨日、先日とジュウ・ドゥ・ポゥムの本を紹介、分析しましたが
それに際してたまたまジュウ・ドゥ・ポゥムのウェブサイト見たんです。
アホみたいに興奮しました(真顔)
だってすごくすてきだったから。。。!
やっぱりクリエイション 心を刺激するような本をたくさん出してるだけある(真顔)
今回はこのサイトが素敵なわけを分析。
⑴デザインの真新しさーー遊びとルールの絶妙コラボ
レイアウトとしてはナビゲーションエリア付き左2カラムレイアウトですが
このサイトのページを見ていて思い出すのは、Pinterestに代表されるような可変系グリッドシステムレイアウト。
リンクのバナーはきれいに縦に順序良く並んでいます、が。
写真の二分割レイアウトのおかげで、横可変グリッドのように見えます。
逆に言うと、画像の横幅大きさは一致しているため
縦の長さが可変、しかも写真が横線可変のレイアウトでも、安定している。
たくさんの画像が貼られていてもちゃんと綺麗にレイアウトされているように見えます。
可変グリッドレイアウトは個人的に「規則性を持ってポップに魅せられるレイアウト」と感じています。
実際に、活き活きした印象が詰まっていると思います。
右側はポップに、左側はわかりやすく規則正しさを持ってスマートに、と
レイアウトに動的な印象と静的な印象を両方とも上手く取り入れた、絶妙バランスレイアウトなのです。
そんな相対する二つのレイアウトが上手く同居しているコツは、画像の並び方、そして、テイストが統一されている事。
クリエイティブでガーリーな画像を上から縦に順序良くナビゲーションに使用しているため、
全体的な調和が保たれているのです。
うーん、遊びとルールの絶妙コラボ、素敵です。
⑶狙ったターゲット層にアピールするためのクリエイティビティ
コンセプトメイキングの観点からしてもこのサイトは成功してます。。。
そもそも、ジュウ・ドゥ・ポゥムはアーティストをプロデュースする団体。
まずターゲットとしては、クリエイターやアーティストに、「ここにプロデュースを頼みたい!プロデュースしてもらいたい!」と思わせることが大前提。
そのため、パッと見て印象に残らない普通のレイアウトルールに則っただけのサイトは意味がない。
だけど、クリエイティビティにより過ぎて奇抜すぎるものは、逆に信頼されない。
この二つの間をゆく「説得力のあるクリエイティブなデザイン」をこのサイトは実現しています。
だからこそ、上記の⑴の施策が取り入れられたデザインなのです。
そして、トップページ以下にも、基本的に画像ベースに説明文はトップページより多めに。
ウェブサイトの中のサイトをくまなく見ようとする人は、それだけ情報を欲している人なので、その分情報量を増やすというナビゲーションももちろん忘れません。
そして、このジュウ・ドゥ・ポゥムは、クリエイティブで素敵な書籍、作品ならいくらでもあるので
今までの取り組みをアピール度の強い魅力的な写真をたくさん取り上げて印象付け。
補足する様に文章を載せる。
この団体の強みを十分に生かしたウェブデザインとなっているのです。
多分ウェブデザインの分析は今日が初めてじゃないですかね。楽しかったです。
いきなり専門用語羅列しだして胡散臭い印象持たれたんじゃないかとちょっと思いましたがw
実はこのブログ、もともとウェブデザインやデザインのよい表現や手法を分析したいなーという思いもあって始めた節もありますので
(ウェブデザイン勉強中なので、尚の事)
20日を超えた今後、もっとよいウェブサイトのデザイン分析に精を出していこーと考えております。
デザインは論理的で哲学的だから楽しい。ですね。
【No21】ジュウ・ドゥ・ポゥム 「ロンドンのかわいいアトリエ」
またまたジュウ・ドゥ・ポゥムの本です。
【No20】Lifebear
https://lifebear.com/welcome/sp
【No19】峰倉かずや 「Salty–Dog 6」
私が紹介するまでもないくらい素敵なイラストを描かれる漫画家さんなんですが…
もうね、小学生の時に初めてこのアニメを見かけて以来ずっと、好きです。。。
なのでなので!あらためて峰倉先生の魅力、今回はイラストの観点から、語らせてください。。。!
(1)まさに「二次元のリアル」
本人が目指していると公言しているのですが
峰倉先生の絵はとにかく「二次元のリアル」
圧倒的な描きこみ力、キャラの多彩な表情、人物、無機物、植物問わず現実に迫らんばかりの描画。。。ファンが多いのもうなずけます。
これはもう人の好みとしか言いようのないんですけれども、私はリアル寄りのイラストが好きなんです。
なので峰倉先生の絵はほんとどつぼなんです~
だって二次元だったら描こうと思えば何でもかけるじゃないですか。現実ではありえないことでも。
単純に、絵がきれいとか、リアリティがあるとか、そういう思わず惹かれる表現って、人のあこがれる世界を描くとますます魅力的に見えるんですよ~
簡単に言えば夢を与えてくれる。
インスタントな夢世界、と言われてしまえばそれまでですが
リアリティを持って表現されるその世界は、ある種の癒しを与えてくれるのです。
(2)一つきわめてつぶしを利かす
本人はまだまだ精進したいという気持ちは尽きないんでしょうけれども
ある程度自分の目指す目標の領域を極めている人は、ある程度別のテイストの絵にチャレンジしてもつぶしがきくんです。
詳しく言えば、その人の魅力を残したまま様々なテイストを楽しめる。
もちろん別のテイストにチャレンジして違和感を持たせないようにするために作家側も努力・試行錯誤する部分はありますでしょうが
1つの軸は定まっているので、そこから何を描いても魅力的に見える。
一つ強みをもつと、あとはその強みにあったテイストのなじませ方を模索すればよいので
結構いろいろなタイプのイラストでも、頼めてしまうものなのです。
(3)「リアル」を追求する、からこその、「おしゃれ」
あと、リアル寄りな絵が好きなところはですね、
おしゃれな服装やレイアウトがよく似合うんですよ。
現実世界でおしゃれととらえられているファッションやレイアウトなどを人物イラストと融合させても、なじみやすいんです。
だから、「この写真カッコイイ!」「この街の景色クールだなー」と思うものを合わせても、浮かない。むしろ絵にされることで「ああこういうのもかっこいいな」という気づきを促すこともあるんです。絵のリアリティのおかげで説得力があるから。
なので物事を人とは別方向で見ている人や
(ただし浮世離れしている、地に足がついていない人は別。現実との設置点があることが大前提)
センスがずば抜けている人などは、
こういうリアリティや説得力のある表現を選ぶと、その目線が威力を発揮することがあるのです。
峰倉先生については、漫画についてもまた今週のどこかでお話したいと思います。
本当に、表現に関して多彩な方だと思っているんです。。。
なので次は、漫画や物語からの峰倉先生の魅力を分析したいと思います。
【No18】伊藤計劃 「ハーモニー」
ところで私はPSYCHO-PASSというアニメが人生捻じ曲げられそうになるというおっかない程度に好きなんですが
「ハーモニー」キャスト発表・主題歌発表PV - YouTube
【No17】星野道夫 「Michio's Northern Dreams」
オーロラの彼方へ―Michio’s Northern Dreams〈1〉 (Michio’s Northern Dreams 1)
- 作者: 星野道夫
- 出版社/メーカー: PHPエディターズグループ
- 発売日: 2001/11
- メディア: 単行本
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【No16】ジュウ・ドゥポゥム「パリ おしゃれガールズスタイル」
このシリーズの本何冊か買い込んだことあったんですけど
今でも手元に残っているのはこの一冊と、もう一つ後日紹介するやつくらいですね。
ジュウ・ドゥ・ポゥムは海外のアーテイストたちのサポートや書籍、カタログ等の作成の企画を行う、海外アーティストと日本の企業をつなぐ会社。
そこから発行されているアーティスト紹介本のシリーズの一冊です。
今回はその魅力について語っていこうと思います。
(1)おしゃれになりたい!と言う思いから生まれる好奇心をつついた本
おしゃれに興味がある人なら、誰でも持つ願い。おしゃれになりたい!
そんな思いをうまくついた本だなーと思ってます。
ここで紹介されるのは、デザイナー、スタイリスト、クリエイティブディレクターなど、ハイセンスでおしゃれな人たち。
そんな人たちがどうしておしゃれなのか?
どんな生活をしているのか、
どんな部屋に住んでいるのか?など…
魅力的な人ほど自然とあれやこれやと好奇心がわいてきますよね。
この本はその好奇心のうちの「どんな部屋に住んでいるんだろう」「どうしておしゃれなのだろう」をくすぐる要素がたくさん詰まっています。
確かに、住んでいる人の部屋にセンスが現れるって言われることもありますしね。
(2)自分の頭だけでは思いつかない世界のふれあい
また、アーティストたちの住むお部屋と言うのは
やっぱり彼女たちなりの世界観が詰まっています。
彼女たちが普段頭の中で描いている世界、
こういうものが自分は表現したい、というものが詰まっています。
彼女たちのそういった思いや世界観は、私たちが普段思いもつかないような素敵な世界。
そのため、この本を通して自分の知らない世界を知るという面白味があるということもあって
色々と本の整理を行っていても。この本はなかなか手放せずにいます。
最近、部屋のインテリア整えないとなあと思っていた時に改めてこれを見直したんですが
やっぱりこれが参考になるなあとしみじみ思っていました。
あともう一冊、インテリアの参考になる同じシリーズの本を持っているのですが
それはまた次の機会にでも紹介できたら、と思います。