徒然畑

徒然なるままに。

【No13】ikura 「JAPN」

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いつ入手したっけ?忘れましたけれど…
でも、ikuraさんが本の通りとてもかっこよくオシャレな方だったことは覚えています。
ファッションイラストをメインに描かれてるikuraさん。
この本は「日本」をテーマにした一冊です。
今日はこの一冊についてつらつら語ってみようと思います。
 
⑴「オシャレ」のルーツ
そもそもなーんでこのイラスト見ていて「オシャレだ…!」と感じるのでしょうか。
要素としてあげるとすれば
・女の子のスレンダーな体型
・黒白グレー+赤のみを扱い、色のトーンを統一
・普通の人は着ないようなモードな服装をさらりと着こなしている
・テーマ性がすべての絵で一貫している(日本、と言うだけあって赤色が印象的)
などなど。
なかでも  「テーマ性が一貫している」は大きなファクター。
赤色が印象的になるように構成されているため、
彼女たちが見にまとう服の力強さや、彼女たちの持つクールな雰囲気、
ボーイッシュさとフェテッシュさを共存させるのに成功しています。
テーマ性を表現するために要素を欲張りすぎない。
昨日のマニキュアと同じポイントを持っているあたり、それがオシャレの秘訣、なのかもしれません。
 
⑵クールな女の子に潜む可憐さ
これものすごーく私の個人的な見解によっていること承知で言いますが。
女の子がクールでかっこいいファッションをすればするほど
むしろ女の子らしさの方が強調されるように感じるのです。
(完全に男装を目指している場合は別ですが)
黒ベースのパンツスタイルでも、ショートカットのヘアスタイルでも、
ボーイズに近づこうとすればするほど、逆に減らされた女の子らしさの部分が光るのです。
ikuraさんのイラストを見ていると余計にそう感じます。
キッとした目つきで黒い服に身を包む女の子は
「クール」であり、「オシャレ」であり、そして何より「ボーイッシュ」
女の子はかっこいい服装をすればするほど、その人の持つ可愛らしさが光るのです。
 
こういうファッションイラストはほんと好きなんです。
イラストで大衆的にウケがいいのって、どうしても日常的なものや、綺麗なもの、
かわいらしさが全面に出るものが多いようです。
ですが、こういったちょっと自分が簡単には手が届かなさそうな世界やスタイルを描くイラストが増えることを
私はいつでも楽しみにしています。