【No19】峰倉かずや 「Salty–Dog 6」
私が紹介するまでもないくらい素敵なイラストを描かれる漫画家さんなんですが…
もうね、小学生の時に初めてこのアニメを見かけて以来ずっと、好きです。。。
なのでなので!あらためて峰倉先生の魅力、今回はイラストの観点から、語らせてください。。。!
(1)まさに「二次元のリアル」
本人が目指していると公言しているのですが
峰倉先生の絵はとにかく「二次元のリアル」
圧倒的な描きこみ力、キャラの多彩な表情、人物、無機物、植物問わず現実に迫らんばかりの描画。。。ファンが多いのもうなずけます。
これはもう人の好みとしか言いようのないんですけれども、私はリアル寄りのイラストが好きなんです。
なので峰倉先生の絵はほんとどつぼなんです~
だって二次元だったら描こうと思えば何でもかけるじゃないですか。現実ではありえないことでも。
単純に、絵がきれいとか、リアリティがあるとか、そういう思わず惹かれる表現って、人のあこがれる世界を描くとますます魅力的に見えるんですよ~
簡単に言えば夢を与えてくれる。
インスタントな夢世界、と言われてしまえばそれまでですが
リアリティを持って表現されるその世界は、ある種の癒しを与えてくれるのです。
(2)一つきわめてつぶしを利かす
本人はまだまだ精進したいという気持ちは尽きないんでしょうけれども
ある程度自分の目指す目標の領域を極めている人は、ある程度別のテイストの絵にチャレンジしてもつぶしがきくんです。
詳しく言えば、その人の魅力を残したまま様々なテイストを楽しめる。
もちろん別のテイストにチャレンジして違和感を持たせないようにするために作家側も努力・試行錯誤する部分はありますでしょうが
1つの軸は定まっているので、そこから何を描いても魅力的に見える。
一つ強みをもつと、あとはその強みにあったテイストのなじませ方を模索すればよいので
結構いろいろなタイプのイラストでも、頼めてしまうものなのです。
(3)「リアル」を追求する、からこその、「おしゃれ」
あと、リアル寄りな絵が好きなところはですね、
おしゃれな服装やレイアウトがよく似合うんですよ。
現実世界でおしゃれととらえられているファッションやレイアウトなどを人物イラストと融合させても、なじみやすいんです。
だから、「この写真カッコイイ!」「この街の景色クールだなー」と思うものを合わせても、浮かない。むしろ絵にされることで「ああこういうのもかっこいいな」という気づきを促すこともあるんです。絵のリアリティのおかげで説得力があるから。
なので物事を人とは別方向で見ている人や
(ただし浮世離れしている、地に足がついていない人は別。現実との設置点があることが大前提)
センスがずば抜けている人などは、
こういうリアリティや説得力のある表現を選ぶと、その目線が威力を発揮することがあるのです。
峰倉先生については、漫画についてもまた今週のどこかでお話したいと思います。
本当に、表現に関して多彩な方だと思っているんです。。。
なので次は、漫画や物語からの峰倉先生の魅力を分析したいと思います。