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徒然畑

徒然なるままに。

【No14】Fact 「pink rolex」MV

映像 音楽
 
こういう、MVとかの抽象的な映像は本来分析という言葉で良さを書き表してしまうより
ありのままを受け止めてその映像の世界観に浸る方が、ずっと魅力的で乙なんだと思いますが…
とりあえず、私のお気に入りなので。またまた分析してみようと思います。
※先にMV見てから記事読むことをお勧めします〜
 
⑴音楽と映像の対比、調和
Factは留学時代にYouTubeでたまたま出会った曲なんですけれども
このMVの物語と雰囲気に惚れ込みました。
一番の魅力は、相反する音楽と映像の調和。
映像はモノクロームで撮影されているため、どちらかというと静的な印象を受けます。
対して、音楽は聴いての通りアッパーチューンなロックなため、動的な印象を受けます。
で、なぜこの音楽と映像の雰囲気が相対していても馴染んでいるかというと
劇中で綴られる物語に激しさやスピード感、ドラマティックな展開があるから。
基本といえば基本なんでしょうが、MVの映像は音楽のメロディに合わせて変化すれば、
自ずと調和が保てますよね。
ですが、そこにどのような映像を持ってくるかは、監督の塩梅次第。
せっかく取り入れたモノクロームのもつクールな印象を壊さずに
音楽と調和させるための映像に何を据えるか。
ここに製作者の個性が現れてくるのです。
 
⑵映像側からの音楽へのオマージュ
んで。このpink rolexのMVの監督は何を据えたかというと
「一心に何かを追い求め近未来と退廃さが同居した街を駆ける三人の欠損を抱えた男達」
文字にして説明するとすごくいい趣味してるわこのバンド並びに監督、と個人的には思うんですがw
浮遊するホログラムディスプレイを脇目に街を駆ける欠損男子たち。
白黒なせいで余計に静かで冷徹な雰囲気をうける街で駆けて行く男達の姿は、
実はメロディの雰囲気へのオマージュとなっている部分があるようにも感じられます。
私あまり楽器に詳しくないんで聴いたままの感覚でしゃべりますが
(時間があったら各メロディに何の楽器をどのように使ってる調べつくしたいくらいには興味あるんですけど)
ベースにシンセか何かの機械ベースの音を敷きつつ、その上におきまりのエレキやドラムの打ち込み弾きこみサウンドを被せてますよね。
機械ベース音が近未来のクールな街並み、そこに被さるバンドサウンドが男達の疾走に調和しているんです。
そのため世界観がきちんとマッチしている。
また、この調和によってバンドのもつ世界観がより強調される。まさにバンドの顔の役目を果たしてる。
なんだかんだでMVもお金かけて作られているものだから
どっかしら元となる音楽にオマージュしている部分はあるんですよ。
それを、メロディからにするか、歌詞からにするか、それともシンガーのキャラクターからにするかは企画次第。
そういう目線で考えると、ちょっとMVの読み解きも面白いかな、と思えてきます。
 
ギリギリまで分析しようか否か迷ったんですが、
なんだかんだで商業向けとはいえMVも作品の一つ。
こうやって制作的な目線から見るのも、色々と見えてくるものがあります。